*2018/11/7 騎乗停止期間を記載しました。
タイトルどおりですが、山田敬士騎手が騎乗停止になりました。
騎乗停止の理由は「山田敬士騎手による競走距離の錯誤」(山田敬士騎手が距離を勘違いした、間違えた)というお粗末なものですが、馬券を買っていた人にとっては憤慨するような事件です。
ちなみに、山田敬士騎手が騎乗していたペイシャエリートは単勝5.4の2番人気でした。(1番人気はキタサンヴィクターで単勝1.7、人気1桁台はキタサンヴィクターとペイシャエリートの2頭のみ)
どうのような状況だったのか
事の発端は、2018年10月13日(土)に行われた新潟競馬場6R(3歳以上500万下・ダ2500m・12頭立て)。
このレースでペイシャエリート(2番人気、馬番9)に騎乗した山田敬士騎手。好スタートを切ったペイシャエリートと山田敬士騎手はハナを奪って一気に先頭に立ち馬群を引っ張ります。
1周目の4コーナーから直線に入ってペースを落すのかと思いきや、残り300m付近から何と数発ムチを入れてペイシャエリートをさらに加速、後続を突き離しにかかります。
そして、そのまま「1周目のゴール板」を先頭で通過。
ゴール板(1周目)通過して徐々に減速しながらさらにスタンド前を通過。1コーナー付近からじわじわと外ラチヘ向かいながら2コーナーへ。
2コーナー終わり付近のペイシャエリートと山田敬士騎手を2番手ファイトアローンと内で並ぶようにしていたキタサンヴィクターが颯爽と内ラチから追い抜いてます。
それに気づいて内を見る山田敬士騎手は慌てて再度ペイシャエリートを加速させ馬群に合流。3、4番手を追走するも1周目で力を使ったペイシャエリートはズルズル後退し、4コーナーを曲がり最後の直線に入ったところでは後方2番手。
2周目の最後の直線で伸びるはずもなく、そのままさらに後退し力尽きて結果は最下位の12着。
山田敬士騎手の処分理由
山田敬士騎手が「競走距離を錯誤したこと」によるものであると認められたため、10月14日(日)から裁定委員会の議定があるまで騎乗停止処分。
公式サイト:JRAホームページ
まとめ
2周目の2コーナーでの慌てようで完全に勘違いしていたのが手に取るようにわかりました。
私は勝手に「レース後にJRA関係者や調教師、馬主に叱られて終わるだろう」なんて思っていたのです。
が、騎乗停止処分で尚且つ「裁定委員会の議定があるまで」という結構重いもの。当然ですが、10月14日(日)に騎乗予定だった8鞍全て乗り替り。稼ぎが無くなってしまいますが、今回の騎乗は自業自得なのでどうしようもありません。
2018年3月デビューから約7ヶ月なので「しようがない」部分もあり、処分があっても多少甘めになるかと思いきや、そこはプロ騎手なので重い騎乗停止処分。
個人的には「裁定委員会の議定があるまで」という騎乗停止にはちょっとビックリしました。騎乗停止期間が具体的ではないので、ある意味「無期限の騎乗停止」というところです。
さて、ペイシャエリートは2番人気だったので買っていた人は多いかと思います。
人気上位になるというのは期待の大きさの表れ。ペイシャエリートの馬券を買っていた人にとっては「山田、何てことしてくれるんだ!」といったところ。
なお、レース結果は1番人気キタサンヴィクターが5着に敗退、2番人気ペイシャエリートが最下位と1桁台の人気どころは総崩れ。1着オワゾードール(3番人気)、2着テイケイドルチェ(5番人気)、3着に11番人気のトモジャプリマで3連単は196,080円の高配当になりました。(*主催者発表のものをご確認ください)
山田敬士騎手は「距離の勘違い」を今回やらかしてしまいましたが、競馬場によっては「コースを間違う」ということも起こりうるので、騎乗停止明けでのレースでは気をつけて欲しいですね。
なお、レース動画はJRAホームページでレース動画が見られます。
公式サイト:JRAホームページ
キープザフィールド事件
そして、過去にも「周回を勘違いしていたんじゃないか?」と言われているレースがあります。
それは、1998年12月5
当時、キープザフィールドに騎乗していた橋本
この時、同騎手に対しては「お咎めなし」だったようで、本当に周回を勘違いしていたかどうかも定かではありません。
山田敬士プロフィール
1997年9月18日生
2018年3月デビュー
所属:小桧山 悟厩舎(美浦)
騎乗停止期間
2018/11/7 JRAより騎乗停止処分について発表されました。
騎乗停止期間:2018年10月14日(日曜)から2019年1月13日(日曜)までの3ヶ月。
公式サイト:JRAホームページ