*2018/11/7 レース結果を更新しました。
11月6日(現地)、オーストラリア・フレミントン競馬場でメルボルンカップ(G1)が開催。
日本馬はチェスナットコートが出走。前走コーフィールドカップでは斤量55.5kgを背負い13着に惨敗だったので、斤量が軽くなるかと思いきや今回も同じ55.5kg。
前走コーフィールドカップをトップハンデで制したベストソリューションも前走と同じ斤量ということもあり、チェスナットコートが勝ち星を挙げるのは難しいと思いますが、がんばって欲しいですね。
なお、メルボルンカップ(G1)はJRAから海外馬券発売が行なわれます。
インターネット投票のみ:11月6日(火)午前7:00から発売開始
・即PAT会員のみの発売でA-PAT会員の発売なし、また競馬場におけるUMACAでの投票・発売なし
公式サイト:JRAホームページ
メルボルンカップ(G1)
レース概要
オーストラリア フレミントン競馬場
11月6日 発走15:00(現地)
3歳以上 ハンデ 芝3200m
出走馬
馬番 | ゲート
番号 |
馬名
性、馬齢 |
斤量 | 騎手 | 調教師 |
1 | 6 | ベストソリューション
牡 4歳 |
57.5 | P.コスグレイヴ | S.ビンスルール |
2 | 9 | ザクリフスオブモハー
牡 4歳 |
56.5 | R.ムーア | A.オブライエン |
3 | 17 | マジックサークル
セ 6歳 |
56 | C.ブラウン | I.ウィリアムズ |
4 | 4 | チェスナットコート
牡 4歳 |
55.5 | 川田将雅 | 矢作芳人 |
5 | 13 | ムンタハー
セ 5歳 |
55.5 | J.クローリー | J.ゴスデン |
6 | 16 | サウンドチェック
牡 5歳 |
55.5 | J.チャイルズ | M.モロニー |
7 | 18 | フーショットザバーマン
セ 10歳 |
55.5 | B.メルハム | C.ウォーラー |
8 | 22 | エースハイ
牡 4歳 |
55 | T.アングランド | D.ペイン |
9 | 10 | マルメロ
牡 5歳 |
55 | H.ボウマン | H.モリソン |
10 | 11 | アヴィリオス
セ 4歳 |
54.5 | G.スコフィールド | J.カミングス |
11 | 23 | ユカタン
牡 4歳 |
54.5 | J.マクドナルド | A.オブライエン |
12 | 1 | オーヴレイ
セ 7歳 |
54 | T.ベリー | R.フリードマン |
13 | 15 | フィンシュ
牡 4歳 |
54 | Z.パートン | C.ウォーラー |
14 | 5 | レッドカーディナル
セ 6歳 |
54 | D.オリヴァー | D.ウィアー |
15 | 2 | ヴァンジュールマスク
セ 6歳 |
54 | P.モロニー | M.モロニー |
16 | 7 | ベンチュラストーム
セ 5歳 |
54 | M.ザーラ | D&Bヘイズ&T.デイバーニッグ |
17 | 20 | アプリンスオブアラン
セ 5歳 |
53 | M.ウォーカー | C.フェローズ |
18 | 3 | ナキータ
セ 7歳 |
53 | R.ベイリス | I.ジャーディン |
19 | 14 | サーチャールズロード
セ 5歳 |
53 | D.ダン | L.オサリバン&A.スコット |
20 | 24 | ザカダ
セ 6歳 |
53 | D.レーン | M.ベイカー&A.フォースマン |
21 | 12 | ランナウェイ
牡 4歳 |
52 | S.バスター | G.ウォーターハウス&A.ボット |
22 | 8 | ヤングスター
牝 4歳 |
51.5 | C.ウィリアムズ | C.ウォーラー |
23 | 19 | クロスカウンター
セ 3歳 |
51 | K.マカヴォイ | C.アップルビー |
24 | 21 | ロストロポーヴィチ
牡 3歳 |
51 | W.ローダン | A.オブライエン |
レース結果
着順 | 馬番 | 馬名
性、馬齢 |
斤量 | 騎手 | タイム 着差 |
調教師 |
1 | 23 | クロスカウンター
セ 3歳 |
51 | K.マカヴォイ | 3:21:17 | C.アップルビー |
2 | 9 | マルメロ
牡 5歳 |
55 | H.ボウマン | 1 | H.モリソン |
3 | 17 | アプリンスオブアラン
セ 5歳 |
53 | M.ウォーカー | 3 | C.フェローズ |
4 | 13 | フィンシュ
牡 4歳 |
54 | Z.パートン | 3.5 | C.ウォーラー |
5 | 24 | ロストロポーヴィチ
牡 3歳 |
51 | W.ローダン | 4.5 | A.オブライエン |
6 | 22 | ヤングスター
牝 4歳 |
51.5 | C.ウィリアムズ | 5.75 | C.ウォーラー |
7 | 19 | サーチャールズロード
セ 5歳 |
53 | D.ダン | 8.25 | L.オサリバン&A.スコット |
8 | 1 | ベストソリューション
牡 4歳 |
57.5 | P.コスグレイヴ | 8.75 | S.ビンスルール |
9 | 5 | ムンタハー
セ 5歳 |
55.5 | J.クローリー | 9.5 | J.ゴスデン |
10 | 16 | ベンチュラストーム
セ 5歳 |
54.5 | M.ザーラ | 11 | D&Bヘイズ&T.デイバーニッグ |
11 | 11 | ユカタン
牡 4歳 |
54.5 | J.マクドナルド | 11.75 | A.オブライエン |
12 | 18 | ナキータ
セ 7歳 |
53 | R.ベイリス | 11.85 | I.ジャーディン |
13 | 20 | ザカダ
セ 6歳 |
53 | D.レーン | 13.85 | M.ベイカー&A.フォースマン |
14 | 4 | チェスナットコート
牡 4歳 |
55.5 | 川田将雅 | 16.1 | 矢作芳人 |
15 | 15 | ヴァンジュールマスク
セ 6歳 |
54 | P.モロニー | 16.3 | M.モロニー |
16 | 3 | マジックサークル
セ 6歳 |
56 | C.ブラウン | 19.55 | I.ウィリアムズ |
17 | 7 | フーショットザバーマン
セ 10歳 |
55.5 | B.メルハム | 22.55 | C.ウォーラー |
18 | 6 | サウンドチェック
牡 5歳 |
55.5 | J.チャイルズ | 27.55 | M.モロニー |
19 | 21 | ランナウェイ
牡 4歳 |
52 | S.バスター | 28.05 | G.ウォーターハウス&A.ボット |
20 | 8 | エースハイ
牡 4歳 |
55 | T.アングランド | 28.15 | D.ペイン |
21 | 12 | オーヴレイ
セ 7歳 |
54 | T.ベリー | 68.15 | R.フリードマン |
22 | 10 | アヴィリオス
セ 4歳 |
54.5 | G.スコフィールド | 69.15 | J.カミングス |
23 | 14 | レッドカーディナル
セ 6歳 |
54 | D.オリヴァー | 69.55 | D.ウィアー |
– | 2 | ザクリフスオブモハー(中止)
牡 4歳 |
56.5 | R.ムーア | – | A.オブライエン |
クロスカウンター(Cross Counter/GB)
父:Teofilo (IRE)
母:Waitress (USA)
母の父:Kingmambo (USA)
馬主:Godolphin
調教師:C.アップルビー(イギリス)
レース回顧
最終の直線では、後方にいたマルメロが内ラチをすり抜け残り100付近で先頭に立ちますが、外から追い込んできたクロスカウンターがゴール前で差し切り優勝。2着マルメロ、3着アプリンスオブアラン。
日本馬チェスナットコートは直線に入ったところで大きく不利を受けたこともあり14着。ザクリフスオブモハーは最初のコーナーに入る手前で競走中止。
まとめ
3着アプリンスオブアランは3日前(11月3日)のホッサムハンデキャップ(G3)に出走し優勝、メルボルンカップの優先出走権を得て参戦しました。
日本では2週続けてレースに出ることを「連闘」と言いますが、それより短い期間で出走し好走。さすがに前走から中2日での出走というのは短すぎと思う方も多いでしょうが、オーストラリアをはじめ海外では短い間隔での出走は目にすることがあります。
残念なのは最初のコーナー手前で競走中止したザクリフスオブモハー。右肩骨折のため予後不良と診断、安楽死となりました。
短期免許で日本へ来日予定のH.ボウマン騎手(マルメロ騎乗)が色々やらかしました。その内容は、進路妨害、鞭の過剰使用、斤量(負担重量)超過の3つの違反をしたとのこと。
進路妨害は最後の直線に入った辺りでチェスナットコートが少し立ち上がったところでしょう。
驚いたのが斤量(負担重量)の違反。本来、H.ボウマン騎手は55kgで騎乗しなければならないところを55.5kgだったため、0.5kgオーバーしていたというもの。メルボルンカップは高額賞金のため進路妨害や鞭の過剰使用は起こってしまいがちなので、まだわからなくもないのですが体重オーバーはダメですね。
違反に関する処分は騎乗停止で期間は概ね1ヶ月ほど。騎乗停止期間を考えると、ジャパンカップでの騎乗が非常に厳しい状況になりました。
ただ、H.ボウマン騎手が異議申し立て行い、その内容が認められれば騎乗停止期間が短くなる可能性もあるので、ジャパンカップで騎乗できる可能性がゼロということありません。といっても、騎手の体重オーバーはさすがに公平性が保たれなくなるので、厳しい対応をして欲しいですね。